hitomi's poem |
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娘が大きくなってから行ったことがなかった初詣、 近くの神社へ一緒に行き肩を並べて願いをごとをする。 娘は自分の夢を祈り、父親は家族の幸せを祈る。 家族の幸せ… 大きな家(ウチ)を買い、二世帯で住む。 1階は広〜い居間と私たち老夫婦の部屋。 2階には3つ部屋があり娘の家族が住んでいる。 居間でビールを飲んでくつろいでいると 「お父さん、買い物に行くので子供みといてや」 と云って娘は3人の孫を預けて出かける。 孫は5歳の女の子と3歳と1歳の男の子。 孫娘は「はい、おじいちゃん」とビールをついでくれる。 小さな手でビンを持つ姿がなんとも可愛い。 真ん中の男の子はちょこんと私の横に座り、 テレビの画面を見ながら「あれ何?これ何?」と質問攻め。 末の孫は私のひざの中でスヤスヤと居眠り。 糟糠の妻と愛しい娘と優しい旦那さんと3人の孫。 絵に描いたような理想の家族。 『一富士、二鷹、三茄子』よりも 私のお正月はこんな夢を見たかった。 ※糟糠(ソウコウ)の妻=貧しい時から連れ添って苦労を共にしてきた妻。 ※一富士、二鷹、三茄子(ナスビ)=初夢で見ると縁起がいいとされ 「富士は無事、鷹は高く、茄子は成す」の語呂を合わせている。 |
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