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娘の同級生の訃報 (19/5/1)

 先日、亡き娘の男子同級生のS君が4年ぶりに来店した。

S君「おっちゃん、僕の事を覚えてる?」
私 「ああ、S君やろ。久しぶりやなあ」
S君「覚えてくれてありがとう。おっちゃんは瞳ちゃんの同級生の谷A子ちゃんを知ってますか?」
私 「聞いた事があるわ。確か瞳が中学生の頃、何度か友達数人で家に遊びに来た事があるわ」
S君「その子が首吊り自殺をしてん」
私 「えぇっ、いつ亡くなったん?」
S君「1週間ほど前やねん」
私 「ついこの間やん」
S君「家が近所で救急車や消防車やパトカーが来てて何やろなと思い様子を見に行ったらそういう事やってん」
私 「瞳と同級生やから40歳やろ。まだ若いのに何で?」
S君「詳しい事情は知らんねん。ただその2日前に『飲みに行けへんか』と誘われたんやけど、急やったんで断ってん」
私 「自殺をしたて事は何か悩みでもあったんやろな」
S君「そうやろね。その時に断らんと一緒に飲みに行って話を聞いてたらこんな事になってなかったと思うと辛いわ」
私 「A子ちゃんは両親と一緒に住んでたんか?」
S君「実家ではなく、今は彼氏と一緒に住んでてん」
私 「彼氏がいててS君に飲みに誘うたて事は、彼氏との間に何か問題があったかも知れんな」
S君「そうかも知れませんね」
私 「そやからA子ちゃんの死はS君に責任はあれへん。S君の辛い気持ちは分かるけどあんまり責任を感じる事はないと思うよ」
S君「はい」
私 「それに、それがA子ちゃんの運命やねんから、S君にはどうする事も出けへん」
S君「そうですね」
私 「俺も娘を早く亡くしてかなり落ち込んだけど時が経つにつれて、これが娘の運命やと思える様になってきて前に進むようになってん」
S君「前に進む?」
私 「A子ちゃんの自死でS君が思い悩んで立ち止まってたらA子ちゃんが悲しむで。そやから前に進もうよ」
S君「はい」
私 「俺が前向きになって元気を取り戻し瞳のHP発信で友達と繋げる事で瞳も喜んでると思うで」S君
S君「そう言う事ですか」
私 「A子ちゃんを常に思う事が供養になる。A子ちゃんを悼む気持ちを持ちながら前を向いて歩こうぜ」

 娘さんを亡くして私と同じ苦しみを味わっておられるご両親が脳裏に浮かび身につまされた。





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