特別寄稿:special-contribution
|
||||
3月10日(土)。今日は7時位に目が覚めた。今日は本番だがまだ緊張感は無い。テレビをかけながら携帯電話やメールをチェックしたり返信をする。 10時過ぎに兄夫婦が宿泊しているホテルに来た。会場で使う横断幕を見せてくれた。思っていた通りの出来だった。支度をしてから3人でゆっくり歩きながらNHKホールへ行く。今日も待ち合わせ時間丁度に着いた。 第5楽屋で昼食のお弁当を頂いていると企画コーナーに出場する3組の方々が次々に入ってきた。12月の総集編で取り上げられた人達です。ユニークなパフォーマンスを演じるだけあって明るい人達で本番が楽しみだ。 15時過ぎからはプロの歌手も参加して通しのリハーサル、会場も応援団の方がいっぱいいた。この頃から緊張感が徐々に増して来た。 控え室では司会の宮本アナウンサーは「勝ち負けはありません、ここまでこられた皆さんがグランドチャンピオンです」云って下さいました。確かに皆んな上手い! 7時半からいよいよスタート、トップバッターの林田君はイキイキとリズムに乗って唄った。私の出番が10番目だ。私の前の方たちが、歌唱、フリなどとても上手く、舞台馴れした感じでプロ並み、いやそれ以上にも思った。また沢山の観客の声援が大きく耳に響き、出番が近づくにつれ、プレッシャーが徐々に感じる様になってきた。また薬と緊張の為、ノドがカラカラ。石川さゆりさんは専用のドリンクを用意していたのを思い出した。出番が次に迫った時は出来るだけ心を落ち着かせる様に努め、「この大勢の観客、素晴らしい審査員の方々に聞かせるのではなく、とにかく瞳に聞かせよう」と心に言い聞かせた。 そして、本番。キーが低いのとノドの渇きを気にしながら舞台に立つ。超満員の観客とそうそうたる審査員の方々を見て足がすくみそうになったが、「天国の瞳と私を応援して下さっている人々にだけに届けば」と心を込めていました。 私の歌が終わりインタビューの時に前川清さんが「一緒に飲もう」と言い、そして舞台の袖に戻る時に「店に行きます」と言ってくれ、後で彼のマネージャーが私の店の電話番号を聞きに来た。「もし来てくれたらな」との期待感が今迄の緊張をほぐしてくれた。 グランドチャンピオンは高校生の清水君、優秀賞はの若い女の子だった。残念ながら入賞には至らなかったが、あのNHKホールで大勢の前で歌えただけでも大満足だった。 9時からは同ホール内で打ち上げパーティー。審査員の方々や前川清さん、石川さゆりさん、氷川きよし君らも参加した。前川さんや宮本アナと写真を撮ったりし、一生の思い出になるよい体験だった。 ホテルに戻り、メールを見ると多くの方から「魂に伝わった」「鳥肌が立った」「すごく良かった」「格好よかった」などのメッセージを頂いた。 応援してくれた人達の期待には応えられなかったが、本当にいい勉強をさせてもらった。カラオケの奥の深さを思い知らされ、これからの勉強に役立てようと感じた今回の大会でした。 |
||||
Topへ戻る(特別寄稿) |