健康note-2
○グルコサミン glucosamine |
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関節症に効果が |
【グルコサミンとは?】 グルコサミンは、生体内では糖タンパク質の成分(天然アミノ酸の一種)として存在し、 結合組織や軟骨を作っている主成分の1つです。ムコ多糖の構成成分として、自然界 にも広く分布し、カニの甲羅やエビの殻を形成するキチン質に多く含まれています。もと もと生体に含まれている天然成分なので副作用の心配はありません。 |
【どのような機能性が?】 体内では関節部分の軟骨に多く含まれるが減少すると関節炎を引き起こす原因にな るとされている。 chitinはN-アセチル-D-グルコサミンの重合したもので、軟骨細胞を形成するための 基礎になる栄養成分で、関節部分の細胞の新陳代謝に重要な役割を担っている。加 齢に伴って体内でのグルコサミン合成が分解に追いつかなくなると、主に関節内で新 陳代謝の障害としてあらわれ、変形性関節症などを招く原因となります。軟骨は、60 〜85%が水分で、その他にタンパク質と糖分からできたプロテオグリカンという物質と、 コラーゲン、これらの分子を作り出す軟骨細胞で構成されています。 そしてグルコサミンは、プロテオグリカンや、軟骨基質内に水分を閉じこめるグリコサミ ノグリカンの合成に必要な材料となる上、軟骨細胞を刺激してこれらの物質の生成を 促します。 つまりグルコサミンが豊富に有れば、軟骨内に多くの水分を保ち軟骨本来 のクッション機能を維持することが出来るのです。 |
【グルコサミンの生理作用は?】 体内でグルコースから作られるアミノ糖の一種で、動物体内で糖タンパクの成分とし て軟骨・爪・腱・靱帯・心臓弁・結合組織に分布する。その代表的なものにプロテオグ リカンがある。 1.生体内でグルコースからフルクトースを経て生合成される。 2.必須栄養素ではない。 3.ヒトは、肉・魚に含まれるプロテオグリカンの形で摂取している。 |
【グルコサミンの働きは?】 グルコサミンの作用は変形性関節症に対して症状の進行を阻止するだけでなく、失 われた軟骨と関節機能の回復に働きかけ、ヒザやその他の関節の痛みに効果をもた らします。日本栄養学会誌に載せられた臨床例では、グルコサミンを飲んだ人の70〜 80%が、ヒザの痛みや歩行能力が改善されたという報告があります。 |
【どうやってとればよいのか?】 グルコサミンは普段の食事からは摂りづらい素材である為、欧米ではサプリメントの 素材として高い人気を集めています。 飲む時はコンドロイチン、ビタミンCやマンガンとの併用により、一層の効き目を引き 出します。 |