健康note-2

○ユビキノン・フラボノイド
心臓への働き、抗酸化作用に注目
ユビキノンの働き
 最近、注目されている成分で、体内で作られるのでビタミンとはいえませんが、
ビタミン関連物質です。細胞のミトコンドリアでエネルギーを作るのに重要で、不
足するとエネルギーが生産されにくくなります。心臓のように不眠不休でエネル
ギーを作り出している臓器での重要性も認識されています。
 老化により少なくなるほか、高脂血症でコレステロール低下剤を服用している
と生合成が落ち、心臓のエネルギー生産の働きが悪くなることがあります。50
歳代以上でこのような薬剤を飲んでいる人は、ユビキノンをとることが心臓の機
能を維持するうえで必要です。
フラボノイドの働き
 植物に含まれ、イチゴやブドウの色素からお茶の苦み成分まで、幅広い種類
があります。ビタミンEやCなどの生体抗酸化剤の作用を助ける働きがあるとい
われています。
 また、フラボノイド自身の抗酸化作用が注目されていますが、その代謝やフラ
ボノイド相互の働きなどは明らかにされ始めたところで、これからの研究に期待
されています。
多い食品
 ユビキノンは色々な食品にあり、特にハツ(心臓)に多く含まれます。
 フラボノイドは、イチゴ、桃、ブドウなど果物に多く含まれますが、種類が多い
ため、含有量は明確ではありません。
摂り方】
 ユビキノンの必要量は1日10〜20mgとされますが、欧米ではもっと多量に
とることを勧める人もいます。元来、心臓に多い成分なので、余計にとっても
害はありません。必要量をとるには、サプリメントを利用するといいでしょう。
 フラボノイドは吸収率が低く、割合と早く代謝されるので、毎日とることが必
要です。
参考料理
ストロベリーパフェ
<材料>(4人分)
イチゴ…12個、バニラアイスクリーム(120cc)…3個、冷凍パイシート(100g)…1枚、
イチゴジャム…大さじ3、レモン汁…大さじ1・1/2、生クリーム…1cup、
ミント…適量ほか

<作り方>
@・イチゴはへたを取り除き、縦4等分に切る。
A・アイスクリームは室温におき、少しやわらかくする。
B・ボウルに@の半量を入れて軽くつぶし、Aを加えて混ぜ合わせ、冷凍庫で
  冷やし固める。
C・パイシートは解凍し、クッキングシートを敷いた天板にのせる。
D・180℃のオーブンでCを12〜13分焼き、ケーキクーラーにのせて粗熱をとり、
  適当な大きさに割る。
E・イチゴジャムとレモン汁を混ぜ合わせる。
F・ボウルに生クリーム、砂糖大さじ1を入れ、泡立て器で八分立てに泡立てる。
G・器にBDEFを彩りよく盛り、残りの@とミントを飾る。

◆熱量470kcal、タンパク質5g、脂質34g、塩分0.5g