健康情報

●「肩こり】対策
慢性的に悩んでいる人の多い現代病の一つの肩こりの原因は運動不足、悪い姿勢、
精神的ストレス、片寄った食事など
です。まずは生活習慣を見直し、血流を良くする食
事を摂り、肩こりを予防しましょう。
よく首だけ回して、ポキポキさせるクセのある人がいますが、あれは習慣性のむち打を
しているようなものなので、厳禁です。回すなら、首ではなく肩を大きく回すのがおすす
めです。
肩こりは、主に肩甲骨についている僧帽筋という筋肉が緊張して、筋肉の内部に老廃
物が溜まって起こります。
本来筋肉は緊張と弛緩を交互に繰り返していますが、緊張だけが続くと筋肉が張り、
筋肉の中を走る血管が圧迫されて筋肉の内部に新鮮な血液が届かなくなり、老廃物
がどんどん溜まって肩こりの症状が現れてくるのです。
肩こりに悩む人が特に摂りたいのは、カルシウム、タンパク質、ビタミンB1、ビタミンC、
ビタミンE、ミネラル、ク工ン酸、ヨードなどです。
肩こりになるメカニズム
筋肉の長時間の緊張による収縮

筋肉中の血管が圧迫され、血流量が低下

筋肉が酸素不足状態に

この状態が続くと乳酸などの発痛物質が蓄積

疲労物質が筋肉内の神経を刺激し、痛みが発生

さらなる筋肉の収縮という悪循環に陥る(慢性化)
肩こりに効く成分・食材
●カルシウム(骨を強化する)
牛乳・かぷ
●タンパク質(筋肉を増強、靭帯、骨を強化する)
牛ヒレ肉・鶏のササミ・カツオ
ウナギ・卵・牛乳・豆腐・納豆・麩
●ビタミンB1
(筋肉、神経回路の回復、筋肉痛の緩和)
豚肉・レバー・貝類
●ビタミンC(椎間板を丈夫にする)
トマト、かぶ、イチゴ、アボガド
●ビタミンE(血行を良くする)
かぽちゃ、大豆、ごま、ナッツ類
●ミネラル(肩こり予防)
八チミツ・乳製品
●ク工ン酸(肩こり予防)
酢・梅酢
●ヨード
(新陳代謝を活発にさせる)
ワカメ・コンブ
ビタミンB1効果
肩の筋肉の使いぎが原因でなる肩こりは、ビタミンB群、なかでもビタミンB1を十分
に摂る事が改善のポイント。
また、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのをスムーズにするため、疲労物質
(乳酸など)が肩の筋肉に溜まるのを防いでもくれます。肩こりの予防にも不足しな
いようにしたいものです。
肩がこる人とこらない人がいるのはなぜ?
肩のまわりの筋肉が発達していない人は同じ作業でも肩に大きな負担がかかります。
男性より女性に肩こりが多いのはこのため。ふだんから運動などをして、肩の筋力
アップをはかる事が大切です。
肩こりに効く簡単レシピ
●完熟トマトとレバーの炒め物
<材料>(4人前)
牛レバー…200g、完熟トマト…2個、トマトケチャップ…大さじ2、ニンニク…1かけ、
ウスターソース…大さじ2、白ワイン…大さじ2、塩、コショウ、バター、小麦粉
<作り方>
@・トマトは熱湯にくぐらせたあと、水にくぐらせて湯むきする。レバーは、水にさらして
  血抜きをする。
A・フライパンにバター適量と薄切りのニンニクを入れ、香りが出たら小麦粉適量を
  はたきつけたレバーを入れて炒める。
B・湯むきしたトマトは、食べやすい大きさに切り、Aに加え、塩、コショウ各少量、
  白ワインを加えながら炒める。
C・ウスターソース、トマトケチャップを加え、軽く炒め、皿に盛りつける。
132kcal