健康情報

●「花粉症】対策
花粉症とは、スギなどの花粉によって起こるアレルギーで、くしゃみ・鼻みず・
鼻づまり・目のかゆみ・涙などを主な症状とする病気です。その花粉の飛ぶ
季節に症状が出ます。花粉症になると肉体的に苦痛や、イライラしたり、憂う
つになるなど、精神的にも変調をきたします。
特にスギ花粉が飛ぶ1月から4月の季節に症状がある場合には、スギ花
粉症の疑いもあります。スギ花粉症の人は、ヒノキの花粉でも同じような症
状が出る事がよくあります。これはヒノキ花粉にもアレルギーを引き起こす
物質があり、それがスギ花粉のものと似た構造をしているからです。ヒノキ
花粉は、スギよりも1ヶ月ほど遅れて飛び始め、3月下旬から4月に多くな
ります。
花粉を避けるための生活の仕方・生活用品について
【マスク】
マスクをした場合の方が症状が軽いと
いう結果が得られています。マスクは、
普通のガーゼマスクでもある程度有効
ですが、中のガーゼを水で湿らせたり、
花粉防止用のマスクを使えば
、更に効
果があります。
【服装】
髪の毛に花粉がつかないように、
帽子をかぶりましょう。ツバ付きの
少し深めで、花粉のつきにくい素
材のものがよいでしょう。コートは、
表面が滑らかで、花粉がつきにく
い素材のものを選びましょう。
【掃除の仕方】
なるべく室内に花粉を入れないように
注意しましょう。掃除は花粉の少ない
早朝に行い、昼間は窓の開け閉めを
できるだけ少なくしましょう。
室内に入った花粉は、舞い上げない
ようにぬれ雑巾やモップで拭くか、掃
除機をかけて取り除きます。
【外出する時】
花粉シーズンに外出する場合は、
マスクやメガネをつけ、帽子もかぶ
るなど、花粉が髪や目や鼻につか
ないように注意しましょう。
帰宅した時には、洋服や髪の毛に
ついた花粉をよく払い落としてから
家の中に入り、うがい、手洗い、洗
顔をしましょう。
【布団・洗濯物の干し方】
花粉が大量に飛びそうな日には、布団や洗濯物を外に干すのは出来るだけ避け、
乾燥機を用いたり、洗濯物を室内に干すなどの工夫をしましょう。布団などを外に
干した場合は、必ずよくはたいたり、掃除機をかけて花粉を取り除いてから、取り
込みます。また、花粉症の症状は体内での複雑な家庭を通じて起こります。その
ため、日頃から、規則正しい生活を心掛け、風邪をひかないように注意し、体調を
よい状態にし、ストレスをためないようにしておく事が重要です。
花粉症に効く漢方薬
花粉症はアレルギー疾患のひとつで、アレルギー性鼻炎です。アレルギーの原
因物質(アルゲン)が花粉の場合を花粉症とする。症状のひどい人は、耳鼻咽喉
科などで抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬は、症状は抑えるが、眠気や倦怠感
を起こします。そこで注目されるのが、眠くならない漢方薬の「小青竜湯(しょうせ
いりゅうとう)」。鼻水やくしゃみが出ている場合に有効。この薬は興奮作用のあ
る成分が入っているので、眠くならずに頭がスッキリしてくる。抗ヒスタミン薬と併
用してもその副作用を抑えてくれる。ただし、漢方薬はその人の体質や症状に合
わせた使い方をするので注意が必要。小青竜湯を使いたいが、胃腸が虚弱で使
えない人には、苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)がよい。
鼻水よりも鼻づまりのひどい人には、葛根湯加川柏h夷(かっこんとうかせんき
ゅういんい)を用いるとよい。
花粉の飛来シーズンは2月から5月だが、花粉の飛来が始まる2週間ぐらい前
から飲み始め、シーズン中は飲み続けることが必要です。小青竜湯にはアレル
ギー反応抑制作用があるの、花粉シーズンだけでなく、長期服用すると、予防
的な効果が期待できます。
花粉症対策メニュー
体内の免疫力を高める食事でアレルギー症状の緩和をする。
花粉症の症状はホコリなどの侵入によってもおこります。細胞膜を強化し、免疫
力を高める食事をとり入れて予防につとめましょう。
必要栄養素と豊富な食品
※α-リノレン酸=花粉症、気管支ぜんそくなどのアレルギー症状を予防します。
(シソの葉、シソ油など)
※エイコサペンタエン酸=血液中の悪玉コレステロールを下げ、血液の流動性
を高める。(サバ、いわし、あじなど)
※キチン・キトサン=体の免疫力を高め、アレルギー性疾患を改善します。
(きのこ類、カニ、エビなど)。
●イワシのつみれあんかけ
<材料>
イワシ…2尾、シソの葉…2枚、ショウガの絞り汁…小さじ1/4、シイタケ…1コ、
ナスビ…1/2本、だし汁、しょう油、みりん,塩、片栗粉
<作り方>
@・イワシは頭を取り、腹を手開きにして内臓をきれいに洗っておきます。
A・@の水気をよく切り、細かく刻んで、すり鉢などですりおろします。
B・シソの葉を細かく刻み、シイタケはみじん切りにしてAとショウガの絞り汁
  大さじ1/3とよくかき混ぜてよく混ぜ合わせ、水溶き片栗粉を加えて小さく
  丸めておきます。
C・ナスビは縦に何すじか皮をむいて、乱切りにし、水にしたしておきます。
D・鍋に湯を沸かし、Bをサッと茹で臭みを取り除きます。
E・別の鍋にだし汁3/4、しょう油大さじ1/3、みりん大さじ1/4、塩少量を合わ
  せて沸かし、水気をきったCとDを入れて味がしみ込むまで煮込み、最後
  に適量の水溶き片栗粉でとろみをつけます。