健康note-3

○青梅・梅干しを食べよう!
梅の健康効果

●殺菌効果
●食中毒の予防
●疲労・ストレスの解消
●美肌効果
●肝機能効果
●血液サラサラ
梅干しの効果
和歌山県南部川村の1359人の血液を採取し調査した。皆さんの血液中にある「ペプシノーゲンI」という酵素を
調べました。これは胃の消化酵素である「ペプシン」の前駆体で、胃で食べものを消化するのに必要な酵素の
ひとつです。しかし、胃に炎症をおこしたりして胃の調子が悪くなると、必要以上に分泌される傾向があります。
調査の結果は、梅干しをよく食べている人と食べない人とでは、梅干しを食べている人のほうが「ペプシノーゲ
ンI」の濃度が低い、というものでした。つまり、梅干しを食べていると胃の調子がいい、という結果が出たのです。
この調査では「ペプシノーゲンI」以外にも検査を実施しましたが、総合的に判断しても、梅干しをよく食べている
人は胃が健康だった、という結果でした。
梅干しが胃がんを抑制?
「胃が慢性的に炎症を起こしていると、胃がんになりやすい」といわれています。では、梅干しは本当に胃がんを
抑えるのでしょうか?人の胃の中に潜伏する微生物「ヘリコバクター・ピロリ菌」。ただの細菌ではありません。
がんが起きる原因は、直接の原因である「主犯」と、それを促進する「共犯」が存在します。なかでも、日本人に
多い胃がんの「共犯」として大きな役割を果たしていると言われるのが「ヘリコバクター・ピロリ菌」なのです。ピロ
リ菌に感染させた動物実験では、胃に炎症を起こしやすいことがわかっています。ある研究所では、実験動物に
胃がんの主犯(=発がん物質)と、共犯(=ピロリ菌)を投与し、発がんのメカニズムを研究しています。そこに、
梅の成分を溶かした水を用意し、一年間与え続けました。すると、梅を与えたほうは与えないほうに比べ、胃がん
になる確率が極端に減りました。梅が胃がん発症を抑制したのです。
また別の研究では、胃がんの共犯であるピロリ菌に梅の成分を与えたところ、活発に動き回っていたピロリ菌が、
活動を停止してしまいました。梅は、胃がんの最強の共犯、ヘリコバクター・ピロリ菌の活動を抑え、胃がん発症を
防ぐ、と考えられるのです。
ストレス解消・疲労回復効果
●梅マヨネーズ
<材料>
梅干しの果肉…大さじ1、マヨネーズ…大さじ1、レモン汁…小さじ1
<作り方>
@材料を混ぜ合わせるだけ。

梅干しと一緒に摂ることで、多類有機酸効果というのが働く。梅干しとマヨネーズの酸類が結びつくことでの効果。
ストレス解消→梅マヨトースト
疲労回復効果→梅マヨ+アスパラガス
美肌効果・肝機能効果
●梅バター
<材料>
青梅のエキス…小さじ2、バター…50g
<作り方>
@バターを柔らかくして青梅エキスを混ぜ、冷やして固める。
動物性の油は、細胞膜を作るなど肌によい効果がある。ビタミンEは、脂溶性で、バターに溶け出て、体内で更に吸収しやすくなる。
美肌・肝機能強化を高める→豚肉の梅バター焼き
感染症予防効果(免疫力強化)
●梅干しワイン
<材料>
梅干し…10個、赤ワイン(甘口)…1cup
<作り方>
@梅干しをたっぷりの水で塩抜きし、1〜2時間日光に当てる。A水気を切ってワインに10日間漬ける。
抗酸化作用による感染症の予防と呼吸器に対して沈静や咳止めに働き、ベンズアルデヒドの殺菌力とタンニンの抗菌作用が
相乗的に働きを上げ、感染症を予防する。
キノコの梅ワイン蒸し(キノコを使うことで、感染症予防効果が梅ワインと比べ、3倍に跳ね上がる。 )
殺菌効果
●梅煮コンブ
<材料>
青梅エキス…大さじ2、昆布…1枚(10cm)、水…大さじ2
<作り方>
@昆布が柔らかくなるまで煮て、細かく刻む。A鍋に刻んだ昆布と青梅エキスを入れ、汁気がなくなるまでに込む。
青梅がピロリ菌を殺菌するのに加え、コンブのフコイダンがピロリ菌が胃壁に付着するのを阻止。
モズク入り梅コンブ雑炊(モズクにも、フコイダンが豊富。)
青梅エキスの作り方
@鍋に水500mlと塩120gを入れる。
A洗った青梅を浸るぐらい入れ、30〜40分煮る。
B茹で上がった青梅の種を取り、スプーンの背などでつぶす。

塩を多めにふりますが、塩分は中に入りません。しょっぱくない。栄養的にも、通常の梅肉のエキスと比べ、
果肉部分が含まれているだけ、効果も高い。
調理のポイント
●梅トマトケチャップ
<材料>
梅干しの果肉…大さじ1、トマトケチャップ…大さじ3、だし汁…大さじ2,酢…大さじ2、しょう油…小さじ2、
砂糖…小さじ2、練りゴマ(白)…1/2cup
<作り方>
@材料を混ぜ合わせるだけ。
トマトケッチャップに含まれているクローブというハーブには、血流を促進して胃腸機能を整える効果がある。
ローストビーフにかける(発ガン物質の生成を抑止)