健康note-2B

○バランスよく補給して体イキイキ
各種のビタミンを含むサプリメント
粘膜や皮膚の
発育に欠かせない
摂取しよう

ビタミンA
皮膚や細胞を健康にする働きをもっているのがビタミンA。特に体外に接する粘膜
や皮膚が正常に発育し、機能していくためには欠かせないビタミンです。不足する
と気管粘膜が荒れてしまう為、風邪をひきやすくなります。
また、ビタミンAは目のビタミンとも呼ばれており、明るさを感じる能力や色を見る
能力を健康に保つ働きがあります。チーズ、牛乳、ウナギ、にら、人参、レバー、
卵、ほうれん草など、スタミナのつきそうな食べ物に含まれているのも特徴です。
目、口、鼻の
粘膜の健康に

ビタミン
細胞にエネルギーを供給し、成長を促進したり細胞を再生したりするのに欠かせ
ないビタミンBは、目、皮膚、口や鼻の粘膜を健康にし、正常に機能する為に
も役立っています。不足すると粘膜を皮膚が敏感になる為、口の中やまわりが
荒れたり、目尻のただれや目の充血を招く事があります。視力が低下する事も
あるので注意が必要でしょう。ヤツメウナギ、卵、レバー、チーズ、牛乳、サバ、
ナッツ類に多く含まれているビタミンです。
成長期の
子供に大切
粘膜の健康に

ビタミン12
タンパク質や核酸の代謝を助け、成長を促進するのがビタミンB12です。成長期
の子供や妊娠中の女性には大切なビタミンと言えるでしょう。また、このビタミン
は増血ビタミンとも言われ、赤血球の生成を促し、貧血を予防するのに役立ちま
す。ただしこの時、ビタミンB12は葉酸と互いに補い合って働くため、あわせて摂
取することが大切です。ビタミンB12と葉酸の両方が含まれている食品には、レ
バー、牛肉、豚肉、牛乳、卵などがあります。
細胞の酸化と
老化を防ぐ

ビタミンE
細胞を破壊し、細胞の働きをおとろえさせる過酸化脂質。ビタミンEは、その生成
をおさえることによって、細胞の酸化と老化を防ぎ、血管を強化します。シミやソ
バカスの予防に役立つのはこのためです。そのほかにも、血行をよくする、血液
中の善玉コレステロールを増やす、脳を活性化する、生殖能力を高めるなどの
働きがあります。胚芽米などの穀類、大豆やアーモンドなどの豆類、植物油など
にたくさん含まれています。
糖質の分解に
欠かせない

ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質からエネルギーを引き出し、十分に分解するのに欠かせない
ビタミンです。身体を動かせばそれだけ消費量も増えるのですが、足りなかったり
すると糖質を十分に分解できず、乳酸などの疲労物質が体内にたまってしまい、
動悸・息切れがしたり、疲れやすくなったりします。人によってはイライラしたり、
記憶力が低下したりするようです。ビタミンB1は、精白されていない穀類に多く
含まれているので、玄米、胚芽米、ライ麦パンなどを食べるとよいでしょう。
蛋白質の
代謝に不可欠

ビタミンB
脂肪のタンパク質や代謝に欠かせないのがビタミンB6です。最近では、日本人
の食生活が欧米化すると共にタンパク質の摂取量も増え、ビタミンB6の不足が
心配されています。ビタミンB6が欠乏するとさまざまな皮膚疾患、神経炎などが
起きやすいのです。また、ビタミンB6は中枢神経を正常に働かせるほか、抗アレ
ルギー作用も認められています。ビタミンB6は、レバー、卵、サケ、サバ、ヒラメ、
インゲン豆、トウモロコシなどの食品に多く含まれています。
日焼け予防、
美容を保つ

ビタミンC
ビタミンCには、血管、骨、筋肉をつくるのに欠かせないコラーゲンの生成を促進
する作用があります。ビタミンCがケガの回復に役立つのはこのためで、日焼け
の予防や美容によいとされる理由にもなっています。また、ビタミンCには免疫
力を高める作用があり、風邪や炎症にかかりやすいかどうかは、体内にどれだ
けビタミンCがあるかによって決まります。とはいえ、ビタミンCは体内に蓄積さ
れませんから、ミカンやイチゴ、キウイフルーツなどを毎日食べることをお勧め
します。
ビタミンCの
働きを助ける

ビタミンP
柑橘類に黄色やオレンジ色をつけているフラノボイド類は、ルチン、ヘスペリジン
等で構成されています。これらの成分は、毛細血管浸透性因子とも呼ばれ、毛
細血管の透過性をよくし、血管を丈夫にします。又、内耳の疾患による浮腫やめ
まいの治療の助けになります。ビタミンCと同時に摂取する事で、ビタミンCが酸
化するのを防ぎ、結合組織の健康を保つ働きをより高める事がわかっています。
欠乏すると毛細血管が脆くなりますので、レモン、オレンジなど、柑橘類をしっか
り食べましょう。