健康ｎｏｔｅ-２

糖質の代謝に 大切な役割 マグネシウム
カルシウムとともに骨や歯の成分となっているマグネシウムは、人間の エネルギーとなる糖質の代謝を助け、心臓や血管系の機能を正常に保 つ働きがあります。また、刺激による筋肉や神経の興奮をしずめる働き もあり、マグネシウムが欠乏すると筋肉のけいれんやふるえ、思考力・ 集中力の低下を招く事があります。 魚介類や海草類、落花生・大豆などの豆類、バナナ、リンゴ、ほうれん 草に多く含まれているので、組み合わせて上手に摂取したいものです。 大人もたっぷり 摂取しよう カルシウム 丈夫な骨や歯をつくるのに欠かせないのがカルシウムです。不足する と成長が不十分になることもありますので、成長期の子どもたちには、 たっぷりとって欲しいミネラルです。年をとってから骨がもろくなる骨粗 鬆症を防ぐためにも、大人たちも十分な摂取を心がけたいものです。 またカルシウムには、血液の凝固を助けたり、神経のイライラをおさえ る働きもあります。小魚類や脱脂粉乳、牛乳、乳製品、ナッツ類に多く 含まれています。
体内の酸化を 防ぐ抗酸化物質 セレニウム
活性酸素の活動をおさえるセレニウムは、体内の酸化を防ぐ抗酸化物質として働き、 からだの細胞組織が硬化・老化していくのを防いでくれます。ビタミンＥと共に働くこ とによって、よりすぐれた抗酸化作用を発揮することがわかっています。 セレニウムが不足すると、成長が阻害され、免疫力も低下します。セレニウムは、免 疫機構の維持にも関わっているのです。セレンとも呼ばれるこのミネラルは、小麦胚 芽、マグロ、タマネギ、にんにく、ブロッコリーなどに多く含まれています。
細胞分裂に 不可欠な元素 亜　鉛
亜鉛は、細胞分裂に不可欠な元素で、皮膚・骨格・味覚・生殖器官の発達や維持に 関わっています。その為、亜鉛が不足するとキズや病気の回復が遅れるようになり、 味覚を感じられなくなることもあります。 特に、成長期に不足すると様々な弊害が出る為、魚介類や海草類、チーズ、豆類、 卵など、子供達には亜鉛の含まれている食品をしっかり摂って欲しいものです。 また、有害な金属から身体を守る働きも、亜鉛の特徴のひとつです。