フィールド・器具のルール
 
■フィールド・器具のルール 
広い空き地などがあれば簡単にできるサッカーですが、実際には競技を行なうフィールドに規定があります。
また、用具もユニフォームなどに規定がありますが、一般でのゲームの場合は、本格的でなくても日常的なものであれば十分にプレーできます。
 
●フィールドの大きさ
サッカーを行なう競技場は、フィールドと言います。フィールドの大きさは縦90m~120m、横45m~90mです。国際試合では最大で縦120m×横75m、 最小で縦100m×横64mと決められています。
ちなみに、ワールドカップやオリンピックでは、縦105m×横68mとされており、日本ではこれを標準としています。
●フィールドについて
フィールドの呼び名は図のようになっています。

①タッチライン
フィールドの縦(長い方)のライン。ここからボールが出るとスローインでボールをフィールド内に入れます。
②ゴールライン
フィールドの横(短い方)のラインです。
③センターライン(ハーフウェイライン)
フィールドの中央に引かれた線で自陣と敵陣を区分します。キックオフのときには、全員が自陣にいなければなりません。
④センターサークル
センターマークを中心にセンターライン上に描かれた半径9.15mの円のことです。
⑤センターマーク
センターラインの中央にあってキックオフを始める位置です。
⑥コーナーエリア
フィールドの四隅にあるエリアで、コーナーキックを蹴るときにボールを置きます。そのときボール全体がこのエリア内に入っていなければなりません。
⑦フラッグポスト
フラッグポストとは、フィールド両端の4端に備え付けてあるポールを指します。ポールの先端には通常は三角の小旗がついています。試合中にボールがこのフラッグポストにあたってインフィールドに跳ね返ってくることが稀にありますが、その場合はプレー続行となります。
⑧ゴール
ここにボールを入れると得点になります。ゴールキーパーが死守するゴールは縦の枠をゴールポスト、横の枠をクロスバーと言います。色は白で形は長方形が主流です。規定の大きさはゴールポストの内側が7.32m、クロスバーの内側の高さが2.44mのものを使用します。なお安全のためゴールは地面にしっかりと固定するようにしましょう。
⑨ゴールエリア
縦5.5m、横18.44mのゴール前にある四角いエリア。ゴールキックのときにはここからボールを蹴ります。
⑩ペナルティマーク
ペナルティエリアにあるマークで、ペナルティキックはここから蹴ります。
⑪ペナルティエリア
ゴールキーパーが手を使える範囲で、縦16.5m、横40.44mの四角い範囲です。
⑫ペナルティアーク
ペナルティアークとは、ペナルティキックを蹴る際に、ボールを置く位置を中心とする半径9.15mの範囲内で、ペナルティーエリアの外側部分のことを指します。ペナルティーエリア外の場所に描かれている弧の内側にあたる部分です。ペナルティキックの際は、キッカー以外はペナルティーエリアとペナルティーマークの中に入ってはいけないというルールがあります。
⑬テクニカルエリア
テクニカルエリアとは、監督やチームスタッフが指示を出すために設定されたエリアのことです。テクニカルエリアには規定があり、特定された座席部分から両横に1m、前方に1mの範囲であることが条件です。また、テクニカルエリアを示すためのマーキングを施すことが必要です。テクニカルエリアに入る指揮官、コーチは試合開始前に登録する必要があり、戦術的な指示を行なうことができるのは、同時に一人のみとなっています。
●ボールに関するルール(大きさ、重さ、材質、空気圧など)

サッカーボールに関するルールは、日本サッカー協会の定めるサッカー競技規則内に定められています。球形であること、革皮または適切な材料であること、外周は68~70cm、重さは試合開始時に410~450g、空気圧は0.6~1.1気圧とする、などの項目です。
このようにおおよそのことが決められていますが、キッチリとした測定値ではなくある程度の誤差を許容できる規定になっています。

●ゴールに関するルール(ゴールポストの間隔とクロスバーの高さなど)
ゴールポストの間隔は7.32mとなっており、その2本のポストと頂点を結ぶクロスバーでゴールを区切っています。またこの2本のポストと最も近いフラッグポストの間の距離も等間隔となっています。クロスバーと地面との間隔は2.44mと規定されています。色は白とも決められており、さらににゴールはフィールドに確実に固定しなければいけない、という規定もあります。


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