エチケット表紙へ
   
おしゃれのエチケット
通勤着はあまり大胆なものは避ける。キリッとしたもにを。
○なにげなくてシャレた服装を選びましょう。夕方、デートがあったり、会合に出かけなければならない時は、アクセサリーやスカーフなどでイメージを変化させてはいかがでしょうか。

帽子はいつでもかぶっていていいものではない。
○夜の正式の食事はマナーとして頂けません。またコンサート、映画館などは後ろの席の人に迷惑がかかるので帽子をとりましょう。また、帽子をかぶって旅行に行く場合は、折りたたみのできるもの、トランクやバッグに入れられるものがよいでしょう。
●女性はクツをやたらに脱がない事。
○日本人はクツを脱ぐとホッとします。でも、どこでもクツを脱いでいいというものではありません。長時間の乗車はともかく、電車の中や映画館、レストランや居酒屋のテーブル席などの場所で、若い女性がクツを脱いで座っているのを見ると幻滅されます。
●男性の革靴は、黒か焦げ茶。女性は季節にさきがけて。
○背広やタウンウェアでは、おおむね足元を見ると、その人のセンスがわかります。男性の場合は黒か焦げ茶が無難です。靴下も黒か濃紺、濃茶が無難です。夏場でも薄色を履くと遊び人に見られます。女性の場合はクツの色については、あまり制限がありませんが、上との調和や季節感が大事です。
●クツの手入れは見えない部分に手間をかける。
○せっかくいいクツを履いていても、手入れの行き届いていないのはイヤなものです。特に、上っ面だけでなく、かかとの部分、ヒールの部分、あまり目につかないところをキレイにしておきたいものです。
●結婚式の服装。
○結婚式には、白色は花嫁さんのもの。他の参列者は、白以外の色物にするのが礼儀です。
日本の花嫁衣装、うちかけなどには、白や朱(赤)、金、銀などが使われます。朱もやはりめでたい色ですし、パッと人目をひきます。お色直しには、ピンクだとか、こうした朱系統のものが選ばれるので、出席者はそこまで気を配って欲しいものです。
●喪に服す時の服装。
○喪服を着る時は帯も、帯締めも黒に統一します。洋服の場合は、黒地であまりけばけばしくなく飾りのないもので、装飾品は避けます。
但し、真珠だけは涙を表すものとして、つけてもよい。また、弔問、通夜、一周忌以後の法要などでは、藤色や灰色の着物でもいいのです。こうした色は、悲しみを表す色、半喪の色です。紫の無地の着物に帯、帯あげ、帯締め、ぞうり、バッグを黒にすればよい。
欧米でも紫は悲しみを表す色で、アクセサリーを黒にすれば、紫のドレスで喪服になります。
●服装の色の性格を心得たうえで、上手におしゃれを。
○服装の色には黒は喪、白は喜びという様に色の性格があます。そういう意味では紫は悲しみを表す色ですが、華やかな紫色は喜び事にも使っていいでしょう。この場合は寂しげな暗い紫は避けたいものです。黒色もアクセサリーや着こなし次第で、おしゃれの極致に達する事ができます。黒と反対に白。結婚式の白は純血を表し、夏の白は若さの象徴です。なかなかむずかしい色ですが、いわゆる色のない色を着こなすのは、実に楽しい事です。
宝石は、ごてごて飾らない。いいものを一つかセットで。
○イブニング・ドレスやカクテル・ドレス、アフタヌーン・ドレス、それに紋付の礼装の時には、ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイア、パールのうちの一つを使うのがきまりだそうです。普段でもゴテゴテと自慢たらしく宝石をこれ見よがしにつけていると、成金趣味的で周りからはあまりよい印象を受けません。
目立たぬ程度にいいもの、本物を一つつける。または、イヤリングとネックレス、ブローチなどのセットでつけるのが適当です。
宝石は年齢や場所を考えて使う事。
○宝石は年相応物をつける。若い人が、ダイヤモンドをキラキラさせているのは決していいものではありません。偽物をつけているようにも見られがちです。パール、アメジスト、オパールなど、つけやすいものから練習したほうがよさそうです。若い人は宝石よりも花のコサージュなどのほうが素敵です。
時間によっても、光るものは出来るだけ夜に。そして昼は、トパーズ、トルコ石ザクロ石というふうに、色のあるものがいいでしょう。夜というしっとりと暗い中でこそ光るものは美しいので、明るい陽光の中では、決して美しくは見えません。
また、洋服と和服では、宝石の使い方も違います。和服は、それ自体華やかなので、あきまでも宝石は添え物です。けばけばしいものは品が悪く見られがちです。
着物は場所柄、年齢によるきまりがあります。
○着物は年齢によってきまりがあります。未婚女性は振袖紋付き、結婚したら留袖紋付きが正装です。結婚式、披露宴は黒留袖、パーティーには色留袖が適当でしょう。まだ、若くて、学校の卒業謝恩パーティ用に振袖を作ったばかりなのに、すぐ結婚して、着られなくなったと嘆く人がありますが、そんな人は結婚しても2、3年は着てもかまいません。但し、子供が出来るまで。外出着には小紋やお召しなど。子供の入学式、卒業式には無地か黒紋付きの羽織だ制服のようになっています。
着物には図柄、布地に季節感がある。着る時はTPOにかなったものを。
○季節によって薄物、ひとえとあわせがあります。紗(しゃ)や絽(ろ)など薄物は7月から8月。塩沢などのひとえは5月から6月の半ば、9月の半ばから10月初めまで。ちりめん、お召し、大島、つむぎなどで作るあわせはは、それ以外の季節に着るものです。
また、着物は、布地も模様も色彩も四季折々の季節感を表しています。例えば、冬は雪模様、春は梅、桜などの花々。夏に近づくにつれ、アヤメ。秋はモミジといった具合です。このような柄は、少しその時期になる前に着たほうがいい。帯の模様も同じようなことがいえますが、帯の場合、出来るだけ季節に関係のない柄のほうが締めやすいようです。