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人付き合いのエチケット
会社関係でのお酒の出る席では酒量はほどほどに。
○勤めていると忘年会、新年会、レクレーション等でお酒を飲む機会が多々ありますが、ほどほどに飲みましょう。お酒を飲める人は、自分の限度やその日のコンディションを知っておき、適量以上は、一応受けておいて、ソッと他の入れ物に空ける工夫をする。お酒の飲めない人は、乾杯のグラスぐらいは一応口に付けましょう。
●お酒の出る席で、ついでまわるのは感心しない。
○お酒の勧め方ですが、サービス専門の女性がいる時は、そっちに任せた方が無難です。よくビール瓶を持ってあっちこっち回る女性がいますが、あまり感心できません。だからといって、知らん顔でも困ります。自分の席の近くの人には、適当についであげましょう。
お酒をつぐ時は、両手で…。
○ビールでもおちょうしでも片手で持つ人がいますが、ホステスさんならいいのですが、普通のお勤めの女性なら両手で持ちましょう。変に慣れた態度は誤解の元です。
お酒の席で歌や隠し芸を勧められたら、素直に一度は受ける。
○お酒の席で興がのり、歌や隠し芸が出て、勧められたら、あまり遠慮すると雰囲気がシラけます。下手でも、一度は何かやったほうが自然です。その為にも、普段から何か練習しておいた方がよいでしょう。

知人との金銭の貸し借りは出来るだけしない事。
○いくら親しい間柄でも、お金の貸し借りは考えものです。結果的にそれが災いして友達関係をなくす事も多々あります。借金を頼まれたら、「あら、ごめんなさい。私も何とかしたいんですけど、みんな月給を母に渡して、毎日お小遣いをもらっているもんですから…」「仕送りして、手元には最低限の生活費程度しかないので…」「この間の旅行でスッテンテンなんです。今、一生懸命借金を返しているところなんです」など、たとえ本当でなくても言い訳をした方がいいでしょう。うそも方便です。でも、うそと悟られないように明るくさわやかに、間をおかずに答えましょう。考え考え話していると、うそがバレてしまいます。
もし、本当に余裕のある人で、何かしてあげたい場合なら別ですが、金銭の貸借は出来るだけしない事です。親しければ、催促するのもはばかられるし、借りた方も負い目があるようで、あまり気分のいいものではありません。お金だけではく、ハンコなどについても、むやみに人に貸す事は大事故の元です。
借りたらすぐに返す。
○借金の申し出を断りきれない場合もあります。例えば、5000円札しかなくて、バスに乗る小銭がないとか、財布を落としたとか、困った場合はお互い様です。ただし、借りた場合は、翌日忘れずにキチンと返しましょう。借りたものは返す。これは当然の事です。人の本や、その他の、物やについても同様です。

人との待ち合わせ時間には遅れないこと。
○人と待ち合わせをする時は、5分ほど早目に着く様にしましょう。遅れる事を女の特権と思っている女性もいるようですが
、遅れていったばかりにせっかくの映画やコンサートは途中から鑑賞する羽目になる事にもなりかねません。すべての予定が狂う事にもなるのです。時間には決して遅れない事。もし、遅れても5分、やむをえぬ事情があっても15分です。
遅れてばかりいるとクセになるので気をつけましょう。
○ある女性が長い間、遅刻ばかりしていました。彼女と待ち合わせる時は、みんながあらかじめ15分早い時刻を指定するようになりました。すると彼女もまた、15分遅れるのが当然のように思ってしまうのです。要するに
クセがくつのです。彼女はついに「15分遅れ」のあだ名がつきました。そうなって初めて彼女は恥ずかしくなったのです。いかに人に迷惑をかけていたかに気がついたのです。遅刻クセのある人は改めましょう。
会社の遅刻はもってのほか。
○会社でも遅刻クセのある人は決まっています。そういう人は上司に快く思われません。周りの人にも悪い影響を与えたり、迷惑をかけかねません。1日の仕事の最初の心がまえとして
大切な事です。少なくとも10分前に入り、始業時間前には仕事が出来る状態にしましょう。
トイレに立つ時は「ちょっと電話をしてきます」という事。
○人と会っている時、トイレに立つタイミングは、実に難しいものです。
人目にたたず、さりげなく立ちたいものです。そんな時は「ちょっと電話してきます」といって立ち上がるのが、一番適当です。また、相手が一生懸命話をしている最中に席を立つのは失礼に当たるので、話がひと区切りついたところを見計らって席を立ちましょう。
食事中は席を立たない。タイミングが大切。
○レストランなどでは出来るだけ席に着く前に「ちょっと失礼して…」といった方がよいでしょう。注文が終わり、食事が運ばれてくる間は、よほどの事がないかぎり席を立たない事です。やむを得ぬ場合には、食事が終わりデザートを注文したその
間を利用しましょう。さもなければ、食事がすべて終わり、後は立ち上がるばかりになるまで待ちましょう。
席に戻ってからのお互いの対応も大事。
席に戻ってかららの第一声も大切です。「失礼しました」というのは当然ですが、トイレに立っていた空白の時間に出来た間を自然に取り消すよう、自分から話題を見つけて話しかけましょう。
逆の立場で、席を立った人を迎える時、相手の人が気まずくならないように気を使ってあげたいものです。元の会話に何気なく戻してあげましょう。また、「今の電話、何でしたの?」とか「相手は何といってたの」と、しつこく問いかけるのもヤボというものです。相手の身になって考えてあげる、これがエチケットです。