テレビ朝日×韓国SLLの日韓共同制作による金曜ナイトドラマ『魔物』は、孤独な女性弁護士・華陣あやめ(麻生久美子)が、激情と危険性を秘めた男性・源凍也(塩野瑛久)との運命的な出会いをきっかけに、法廷スリラーと禁断の恋が交錯するラブサスペンス。凍也は大学教授殺害事件の容疑者で、あやめは彼の弁護を引き受ける──だが、調査を進めるほど真相は歪み、やがて2人は“許されない関係”へ…。暴力、裏切り、心理戦が織りなす衝撃展開が毎話巻き起こり、最終回には誰が“魔物”なのか、その真実が衝撃の結末とともに明かされる。 このドラマは、登場人物全員が“何かしらの闇”を抱え、正義も倫理も曖昧な世界を描く異色のラブサスペンス。麻生久美子と塩野瑛久の危うくも美しい関係は、視線や沈黙だけで情念が伝わり圧巻の演技だった。 一方で、暴力・性描写の生々しさや倫理観の欠如に「胸が悪くなる」という声も多く、視聴には覚悟が必要。善悪が混沌とするストーリー構成が「引き込まれる」と同時に「しんどい」とも受け取られ、視聴者の価値観が試される作品だ。 エンタメというより“感情をえぐる劇薬”。ハマる人は徹底的にハマる、まさに“魔物”のようなドラマだった。 ■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm #ドラマ鑑賞 #エンタメ #ABC『魔物』 #麻生久美子 #塩野瑛久 #落合モトキ #チャレン爺有 #スナックタイガース #堺でおもしろい店・人 #有村正 |