『パーマ代』

 ヤング客のK君がパーマをあててきた。

 私 「パーマをあてたん?オシャレで格好エエやん」
 客K「パーマはかけるやで」
 私 「俺らはパーマはあてるや。年代によって違うんかな」
 客K「そうかも。マスターもパーマをかけたら?」
 私 「俺?パーマをあてる髪の毛、あれへんがな」
 客K「両サイドの髪の毛を伸ばしたらパーマあてられるで」
 私 「俺があてたら宣教師の頭か京セラドームの屋根みたいになるわ」
 客K「上手いこと言うなあ」
 私 「こんなとこで関心せんといて!」
 客K「波平頭の先輩は残った縁取りにだけパーマをかけた事があってん」
 私 「波平頭て何?」
 客K「サザエさんのお父さんの磯野波平やん」
 私 「ああ、磯野波平か。パーマをする部分が少ないから安いやろな」
 客K「ハゲてる分を負けてくれ、と交渉したけど負けてくれへんかったとボヤいてたわ」
 私 「高齢化でハゲが増えるのに、ハゲの人に負けてたら商売になれへんで」
 客K「それも言えるなあ」
 私 「それとも負けられへんのは普通のヘアスタイルよりセットが大変なんかなあ」
 客K「なんでーな、セットは半分で済むやん」
 私 「そうか、パーマ液もセットも半分やったら半額にしてくれたらええのにな」
 客K「そうやで」
 私 「半分のセットで普通料金をとったら、セットー(窃盗)になるで」
 客K「ホンマやね」

※昔のパーマはハンドコテを使っていました。このコテは動詞的に「当てる」を使用できるので「パーマをあてる」という言い回しが一般的でした。
 最近のパーマは薬剤を使用してウェーブ等をだします。麻酔などの薬剤をかけると言います。従って「パーマをかける」だとか。
 また、関東ではパーマは「かける」と言い関西は「あてる」ですが、若い層は「かける」を使う人が増えてるみたいです。

謎かけ:パーマ代とかけて、ボケと解く。どちらも(天然)もあります
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