『店の再開』



 新型コロナウイルス対策として適用されていた蔓延防止等重点処置が昨日解除された。
 店の再開について1週間ほど前から妻は「大阪はまだ4桁の感染者がいてるから、22日から再開せんとキリのエエ4月1日からにしたら」と懇願。
 妻は姉さんや友達にも相談し、「私の言う通り、もう少し落ち着いてから店を再開したら」と同意を得たとも話した。
 確かに彼女らは私たちの身体を心配をしてくれて有り難いのだが、年寄りが2ヵ月も休んでいたらボケるので22日から再開するとつっぱねた。
 妻 「私がこんだけ言うても店を開けるんか?」
 私 「どこの店も一斉に再開するのに何で俺とこだけ店をしたらアカンねん」
 妻 「アンタは高齢者やし、もしコロナがうつったら重症化になるかもしれんで」
 私 「この辺の店のママは高齢者が多いで」
 妻 「とにかく私はコロナ陽性になったから、次うつったら怖いやん」
 私 「しやから自分(妻)は店に出んでもエエがな。俺一人でするから」
 妻 「アンタがうつったら私もうつるんやで。営業をしたら帰ってくるまで心配やわ」」
 私 「お客さんが,、店が開いてると思てわざわざ来店して閉まってたら悪いやん」
 妻 「仕事と私、どっちが大事やのん!」
 私 「そら自分(妻)や」
 妻 「ほんだら店は今月いっぱい休み~や」
 私 「自粛慣れでお客さんが今まで通りには戻って来(ケ)ーへんらしい。将来の自分(妻)を守る為には今のお客さんを繋ぎとめんなアカンねん」
 妻 「上手いことを言うた思てるけど、とにかく今が心配やねん」
 私 「ほんだら今までは再開の度にしてたお客さんへの『再開メール』を送れへんわ。それやったら来店客が少ないから心配が半減するやろ」
 妻 「アンタは頑固やからなア。勝手にし~や」

 そんなこんなで昨日、店を再開したが淋しいかな案の定?お客さんは一人だった。

 謎かけ:店の再開とかけて、もう一度帰ってくると解く。どちらも(再起・再帰)です

●Tigers  STAY HOME ●HITOMI-top