『一難去ってまた一難』
           
 年賀状の絵柄と文面を無い知恵を絞って2日がかりで仕上げ、いつも通りにプリンターの印刷設定を「ハガキ」にしてウラ面を印刷。
 ハガキを50枚ほどセットしてスタートボタンを押して新聞を読んでいると、妻が「アンタ、印刷がズレてるで」。
 驚いて停止ボタンを押しハガキのウラ面を見るとズレていた。妻は「早よ気が付いたので6枚で済んでよかったね」。
 取説を見るとプリンターの「後トレイの設定」も同じ「ハガキ」にする様に書いていたのでやり直した。
 しかし、何枚か一度にズレるので、パソコンとプリンターを何回か再起動してなんとかウラ面240枚の印刷ができた。が、印刷ミスは29枚も。
 さてオモテ面の印刷。住所録ファイルは個人用と顧客用に分けているので、30枚ほどの個人用を先に印刷した。
 そして顧客用のファイルを押すとパスワード入力の画面が。以前、メモに書いていたパスワードを入力すると「パスワードが違います」。
 個人用はすんなり出来たのに何で?。思い当たるパスワードを入力するも開くことが出来ない。
 ソフト会社のサポートセンターに電話するもこの時期だけに中々繋がらず、電話口の向こうで「切って後で掛け直すか繋がるまで待って下さい」のコメント。
 有料だが繋がるまで待つこと30分。ようやく繋がり助言を仰いだが「パスワードは自分で設定されたので、当方では分りません。何度もチャレンジして下さい」。
 「思い当たる…」と言われても先ほど上手くいかなかったのにと思いつつ、これを突破しないと宛て名が分からず、せっかくの年賀状がフイになる。
 パスワードをあれこれ模索しながら入力してやっと「顧客用ファイル」を開くことが出来た。
 「やった~!」ドラマで天才ハッカーが、技術的知識を駆使してネットワークのセキュリティを突破した時の気分になった。
 ところが、ファイルから「印刷実行」のボタンを押すと今度は「この印刷条件設定では印刷対象のレコードが存在しません」のメッセージ。
 あの手この手と試したが上手くいかず、ネットで調べると「データが壊れています。レコードを欠番にして、新たに同じデータを作りましょう」
 え~っ、200人分以上を一から作成?キツイが仕方なくメモファイルに一人ひとり氏名、ふりがな、住所、ヒトによっては会社名や連名をコピー&ペーストした。
 そして、「顧客ファイル」を新規作成し、そこにまた一人ひとりの氏名、ふりがな、住所、などのデータをコピー&ペーストして新しい「顧客ファイル」仕上げた。
 印刷が出来なかったら手書きになる!不安を抱きながらオモテ面を印刷出来たが、トレイには5、60枚ほどしかセット出来ないのである程度ハガキが減ったところで継ぎ足した。
 それがいけなかったのか、また印刷が出来なくなりネットで調べて四苦八苦しながら対応して何とか仕上げた。
 普段、印刷は1日で出来るのだが3日もかかり、ようやく昨日投函した。
 トラブルの原因は、PC強制終了したとか何らかの理由で不整合が起こったからだとか。
 一難去ってまた一難だったが、その反面、色々と知識が身についた。悪い事は年末で終わらせたので、気分良く新年を迎えられると思う。

 謎かけ:一難去ってまた一難とかけて、ラフファイトのプロレスラーと解く。どちらも、踏んだり蹴ったりや~
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