『お線香』 |
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散歩をしていると時々、周囲にふわりと芳しい薫りが漂ってきて、「いい香り~」と妻がうっとり。
私の散歩のルートには線香の老舗が多く、その工場から漂う良好な匂いは懐かしく感じて心が安らぐ。
堺の線香は16世紀の終わりに明の時代の中国から製法が伝わり、日本で初めて線香が作られたと聞く。
当時の堺は我が国有数の貿易港であり、原料の香木が集まりやすかった事や、寺院が多かった事で線香作りが発展したとか。
堺の線香は、選びぬかれた天然の香料の調合が特色で香の芸術品といわれています。
香料の調合率などは、それぞれの製造元の秘伝とされ、時代に合わせて工夫を加えながら受け継がれています。
そんな歴史がある堺線香の老舗が私の散歩道に多く点在し、時々芳香で心を和ませてくれる。
【散歩ルート(片道25分)の老舗】
梅栄堂 明暦三年(1657)創業
奥野晴明堂 享保元年(1726)創業=お薦め
薫明堂 文化年間(1810年頃)創業
香仙堂 昭和4年(1929)創業
貴田沈清堂 昭和12年(1937)創業
森島如鳩堂 昭和13年(1938)創業
【散歩ルート意外で同じ堺区の老舗】
敷島線香 宝暦5年(1755)創業
薫主堂 明治20年(1887)創業
謎かけ 線香とかけて、SMAPのメンバーと解く。どちらもラインナップに(蚊取り・香取)が存在します
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