正夢



 妻が1年近く来てなかったRさんの夢を見たと昼食の時に言っていたら、その日の夜にRさんが久しぶりに来店。帰宅後、その話を休養中の妻にした。

 私 「今日、Rさんが久しぶりに来たで」
 妻 「へえ、Rさんの夢なんか見た事が無いのに、夢を見たその日に来たとわ…」
 私 「昼間にRさんの夢を見たと聞いて、そのRさんが来たからビックリしたわ」
 妻 「これを正夢て言うんかな」
 私 「マサに正夢や」
 妻 「そう言えば、以前にも1回こんな事があったなあ」
 私 「確か、Mさんやったなあ。あの時もビックリしたわ」
 妻 「私て何か霊感みたいのがあるのかなあ?」
 私 「きっとあるんやで。そやから藤原紀香の夢を見てや」
 妻 「なんぼなんでもこんな辺鄙(ヘンピ)なとこに芸能人は来(ケ)-へんわ」
 私 「つれないなあ。紀香だけにノリカかった船や、まかしときと言うてくれると思たのに」
 妻 「だって来る訳が無いやん」
 私 「ほんだら昔によう来てたHさんの夢を見てや。また正夢でHさんが来るかも」 
 妻 「その人の夢を見よ思って夢は見られへん。それに再々正夢は見られへんで」
 私 「そうか、無理か。宮城県に行ったらいつでも正夢を見られるのになあ」
 妻 「なんで宮城県に行ったら正夢が見られるのん?」
 私 「宮城県にあるやん、銅像が」
 妻 「え~、何の銅像?」
 私 「伊達正夢。宮城県に行ったら正夢の銅像が見られるやん」
 妻 「それ、伊達正夢と違って、伊達政宗やん」
 私 「あ、そうやったか。よう知ってるなあ。自分(妻)には、ダテつかれへんわ」
 妻 「それ、たてつくやろ!」

 謎かけ:正夢とかけて、二分の一成人式を迎えたと解く。どちらも(実際・十歳)になります

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