大黒柱


 知り合いが50歳そこそこで若年性アルツハイマーが酷くなり、仕事でミスを繰り返すので止むをえず退職した。それまで一家を支えていた大黒柱が働けなくなり、小・中校生3人の学費と住宅ローンを抱え、奥さんは家計のやりくりに困っているとか。

 妻 「大黒柱て大事やなあ。働けん様になったら家族が大変になるね」
 私 「ホンマやなあ、自分(妻)も身体を大事にしてや」
 妻 「何でやねん、アンタがこの家の大黒柱やん」
 私 「そうやったんかいな。道理で生活が苦しいと思たわ」
 妻 「自分で言うか!」
 私 「すまんのう、俺が頼りないばっかりに苦労をかけて…」
 妻 「全然、心がこもって無いやん」
 私 「ホンマか?心が読まれる様では俺は大根役者やなあ」
 妻 「この大根役者!」
 私 「大根役者が一家の長やったら、大根柱になるなあ」
 妻 「このコロナ危機の時に緊張感がないなあ。この先が心配やわ」
 私 「大黒柱が倒れたら大黒様が何とかしてくれへななあ?」
 妻 「大黒柱と大黒様は名前が一緒だけで関係ない。助けてくれへんわ」
 私 「大黒柱が倒れて大黒様に見放されたら、痔薬専門会社になるなあ」
 妻 「何よ、それ?」
 私 「ヒサンヤ大国堂…」
 妻 「それ、ヒサヤ大国堂やろ!あんたと付きおうてたら疲れるわ」
 私 「自分(妻)は普通でも細いのに、俺と付おうてたらガイコツ柱になるなあ」
 妻 「返す元気がなくなったわ」

 謎かけ:大黒柱とかけて、課長と解く。どちらも(一家・一課)の長である

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