◆素肌冷えHの切り札は、紫外線の徹底ケア
白い肌の美しさが見直され、紫外線ケアの意識も高まって
きました。でも、UVケアと銘打った化粧品に、頼りすぎる
傾向が強いのも実情。
たとえば、UV化粧水を塗ったからといって、紫外線をシャ
ットアウトできるわけではないのです。ですからこの辺で
もう一度、紫外線の正しい知識の見つめ直しからはじめ
ましょう。それから、自分の肌に合ったケアを見つけてい
くことが正しい方法です。
◆A・B・C!3タイプの紫外線
紫外線には波長の長い順にUVA・UVB・UVCの3通りがあり、
中でもUVAとUVBは肌に悪影響を及ぼす心配があります。まず
波長の一番長いUVAは、お天気の日はもちろん曇りの日や窓ガ
ラスさえも通してしまうパワーがあります。しかも真皮まで深く入り
込み、日焼けを生じさせて繊維を破壊してしまう恐れもあります。
またUVBは、あの肌がヒリヒリしてくる直接的な日焼けを引き起こ
します。UVAと異なり表皮までしか届きませんが、炎症は真皮に
まで達してしまいます。どちらもアフターケアを怠ると、シワやたる
みの原因となってしまいますので気をつけましょう。
◆紫外線ピークの季節と時間帯を確認しましょう
2つのグラフをご覧下さい。3月頃からグッとその量が増え始め、5月には真夏と変わり
ません。また時間帯で云うなら、午前10時あたりから午後2時ぐらいの間が最も強いと
いわれています。
1年の紫外線変化グラフ。3月から
量がグングン増えていきます。
一日の紫外線の変化の比較を表しています。
夏期は12時、冬期は11時がピークになります。
◆紫外線が肌に与えるダメージとは
肌は紫外線を浴びると大量のメラニン色素をつくり出し、紫外線の体内侵入を防ごうとし
ます。このメラニン色素は通常28日の周期で肌から落ちていくのですが、ダメージが大
きいと逆に真皮に深く残ってしまいます。その結果、色素沈着の後、シミとなり肌をくす
ませてしまうのです。
〜メラニン色素の周期〜
◆正しい紫外線ケアのポイント
ちょっとの外出は美容液+帽子
毎日の通勤や遠方へのお出かけは、フルメイクでしっかり防止。でも、ついつい怠りが
ちなのが、近所への買い物など短時間の外出です。「ほんのちょっとだから…」の甘え
が落とし穴。なにもファンデーションを厚塗りする必要なんてないのです。紫外線を防ぐ
作用のある美容液をたっぷりつけて帽子をかぶるなど。これだけでもかなり紫外線予防
ができるのです。

生活紫外線も要注意
洗濯後の干し作業、車の運転、ガラス張りのレストラン…。ちょっと見渡すだけでも、気
づかぬうちに浴びてる生活紫外線エリアは沢山あります。前述の通り、波長の長いUV
Aはお部屋の中にだって侵入してきます。いよいよ紫外線が活発になる季節ですから、
特に気をつけましょう。
      

ファンデーションのカバー力に安心しきらないで
UVケアのファンデーションを塗ればもう安心…と、早合点しないで下さい。汗による化
粧崩れで、肌自身の皮脂による日焼けの心配もあるのです。屋外でのスポーツ時など
は、特に要注意です。それにはやはり、こまめな化粧直しが大切!おすすめはフェイス
パウダーによる仕上げ。細かな粒子が肌にベールをつくり、汗を抑えるから化粧くずれ
もしにくくなります。
忘れてはいけない、毎日の素肌管理
暮らしの中で、肌がダメージを受けてしまう要因は数あります。中でも「コレだけは特に
気をつけてほしい!」というものを集約してみました。毎日、心にとめて実行しましょう。
●メイクはきちんと毎日落としましょう。
●クレンジングはスミズミまで徹底的に。
●バランスのとれた一日3度の食生活を。
●睡眠は7時間以上をキープ。
●しつこいようですが、紫外線ケアも完璧に。