【紫外線が強くなる季節に備えた美白ケア】
「小麦色の肌が好き」という人はいても、やはりいつの時代で も、美しい白い肌は女性の憧れです。特に10年前と比較して 紫外線が増えているといわれる今日では、紫外線によるシミ・ ソバカス等のトラブルを防ぎ、美しい白い肌を保つ為に年間を 通した「美白」のケアが必要とされてきている様です。そこで、 今回は、生活環境の変化と共に変わってきた「美白」のあり方 やケアの方法についてご紹介します。 ◇万全の「美白」ケアは紫外線量の少ない季節から始め る事が大切! ■「美白」の原則はメラニンを「作らない・薄くする・早く排 出する」事 数年前までは「美白」というと、日焼けしてしまった肌を白くしたり、 できてしまったシミやソバカスを薄くする事が主流でした。しかし、 紫外線のさまざまな影響がとりあげられる今日では、「美白」に対 するニーズや考え方も以前とは変わってきた様です。 ここで、もう一度、日焼けによるシミやソバカスが作られるメカニズ ムを、ふり返ってみましょう。 ●メラニンとは シミやソバカスの原因になるメラニン色素は、本来は、肌の色を 決める重要な物質であるほか、肌に備わった自然の日焼け止 めとしても必要不可欠なものです。メラニン色素は、表皮の一番 奥にある色素形成細胞(メラノサイト)の中の酵素により絶えず 段階的に酸化され、作られています。シミ・ソバカスのメカニズ ムを考えると、以下の「美白」の3原則がポイントになります。 1・メラニンを作らない事美白ケアでとかく忘れがちなのが、メラ ニンを作らない、増やさないという点。肌に影響を与える紫外線 をきちんとカットして、メラニンを作らない事が大事です。 2・できてしまったメラニンを薄くする事 シミやソバカスの原因となるメラニンを薄くする事。美しい白い 肌を保つ為には、目に見える見えないに関わらず、できてしま ったメラニンを薄くする事も大切です。 3・メラニンを早く排出させる事。 マッサージやパック等の手入れを行い、皮膚のターンオーバー を整える事で、できてしまったメラニンの排出を促進してあげま しょう。 ■肌は紫外線を記憶する〜「美白」の為に普段の生活から 紫外線対策を 私たちの肌は、洗濯物を干したり、ゴミを出したり等のちょっとした生活 シーンでも紫外線の影響を受けています。この紫外線には、肌の奥に 記憶され加齢や体調の変化によって、肌のしわ、たるみ等の原因とな ってしまうA紫外線(生活紫外線)と、肌表面に作用して、シミ・ソバカス 等の直接原因となりやすいB紫外線(レジャー紫外線)の2種類があり ます。 ●PA A紫外線から肌を守る基準となるのがPA分類です。化粧品へ の表示には PA+(効果がある)、PA++(かなり効果があ る)、PA+++(非常に効果がある)の3種類に統一されてお り、+の数で防止効果を示しています。 ●SPF B紫外線から肌を守る基準となるのは、SPF値です。化粧品 への表示では SPF10、SPF25等と記され、SPFの後につ いている数値の大きいもの程、防止効果が高くなっています。 「美白」の為には、紫外線の量が少ない季節からの早めのケ アはもちろん、日常的な短時間の外出にも紫外線を防止する 事が大切です。普段のケアに使う化粧品では、SPFが10〜 25、PA+の表示が一つの目安です。 ■万全の「美白」ケアは基礎化粧品からファンデーション までトータルに シミやソバカスのない白い肌をより効果的に実現させたい方に は、美白成分が配合された化粧品を使用したお手入れをおす すめします。具体的に厚生省で認可されている化粧品に配合 できる成分はアルブチン・プラセンタ・ビタミンC等があります。 こららの成分はメラニン生成のメカニズムに働きかける事で、 日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐのに有効であると実証され ています。 化粧品選びの時の一つのポイントとすると良いでしょう。更にフ ァンデーション等で紫外線対策を心がけると万全な「美白」ケア といえるでしょう。 ■集中的なシミ・ソバカスのケアや手軽なケアには「美白」 エッセンスを活用 シミやソバカスを集中的にケアしたい場合や手軽にケアしたい 時には、「美白」成分を濃縮させた「美白」専用のエッセンスを 使うと効果的です。この美白専用のエッセンスはメラニンを「作 らない・薄くする・早く排出する」といった美白の三原則に働き かけるので、スキンケアにプラスするだけで「美白」効果を得る 事ができます。シミ・ソバカスが特に気になる方は、更に、「美 白」成分を配合した基礎化粧品を合わせて使うとより効果的で す。また、エッセンスをぬった後にパック等を使うと、エッセンス の浸透がよくなります。 |