【月】
●字典
月輪(げつりん)=「月」の意の漢語的表現。
朔(さく)=1 月と太陽との黄経が等しくなる時。月は太陽と同じ方向にあり、地球に暗い半面を向けるので、見えない。新月。→望(ぼう)。2 太陰暦で、月の第1日。ついたち。3 昔、中国で、天子が歳末に諸侯に与えた翌年の暦と政令。
新月(しんげつ)=1 「朔(さく)1」に同じ。2 陰暦で、1を過ぎたころ、西の空に見える細い月。また特に、陰暦8月3日の月。《季 秋》3 東の空に輝き出てくる月。⇔満月
三日月(みかづき)=1 陰暦で3日の夜に出る細い弓形の月(月の右側が光る)。また、その前後の、月齢の若い月。《季 秋》⇔二十六夜月(月の左側が光る)

望月(もちづき)=陰暦十五夜の月。特に、陰暦8月の十五夜の月。満月。もちのつき。《季 秋》 ⇔新月


●作例
新月に蕎麦(そば)打つ草の庵かな/几董」「三五夜中新月白く冴え/平家・七」


三日月や膝へ影さす舟の中/太祇」


月輪が完全に円形であるように。
柔らかいの先が私を優しく包んでくれる。
の不思議な力で〜して欲し。 はさえざえと白く光っている。


【詩歌用語】
「月」月輪。月代。月光。朝月。有明月。夜明月。残月。昼月。夕月。宵月。朧月。遅月。繊月。若月。新月。二日月。三日月。弦月。半月。弓張月。片割月。上弦。下弦。満月。望月。春月。夏の月。冬の月。寒月。凍月。山月。水月。赤い月。幻月。十六夜の月
「月見」観月。月祀る。月の座。月供え。月の供華。月見舟。月見台。月の主。月の客。月見櫓。
「月照る」月明り。月澄む。月清し。月高し。月仰ぐ。月満つ。月を得て。月まどか。月走る。月渡る。月更ける。月上ぐ。月待つ。月曇る。月昃る。月仄か。月暗し。月蒼き。月冷ゆ。月凍る。月落つ。月差す。月の面。月影。月隠す。月おそき。月の道。
「月明」月色。月の暈。月白。月の出。月天。月天心。月下。月夜。薄月夜。宵月夜。夕月夜。朧月夜。星月夜。朝月夜。霧月夜。月蝕。宵闇。
「初月」初月夜。小望月。待宵。名月。明月。十五夜。望月。望の月。良夜。無月。雨月。既望。十六夜。立待月。十七夜。居待月。臥待月。寝待月。更待月。後の月。十三夜。



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