【怨】
●字典
恨み・怨み(うらみ)=うらむこと。また、その気持ち。怨恨(えんこん)。〔「憾み」と書く〕残念に思う気持ち。不満に思われる点。うらみごとを言うこと。
恨み骨髄に徹する=人をうらむことが深く激しい。非常に強いうらみの形容。
恨みに報ゆるに徳を以(もつ)てす=〔老子〕うらみのある者をもうらまず、博愛の心から恩徳を施す。
恨みを買う=人にうらまれる。うらみをうける。
恨みを飲む=〔江淹「恨賦」〕うらみを言葉や態度に表さず心中に秘める。無念な結末に終わる。
閨怨(けいえん)=夫(愛人)に見捨てられた女性の、ひとり寝のうらみ。
●作例
恨みを晴らす。 恨みを抱く。 長年の恨み。 安易に過ぎる憾みがある。 壇の浦に恨みを飲む。
【詩歌用語】
「怨」恨み/怨み。恨みがましい/怨みがましい。恨む/怨む。恨めしい/怨めしい。怨(え)ず。怨鬼(えんき)。怨言。怨語。怨恨。怨嗟。怨讐。怨女。怨色。怨じる。怨ずる。怨声。
怨憎。怨府。怨望。怨家(おんけ)。怨讐。怨憎。怨憎会苦。怨敵。怨敵退散。怨念。怨霊。怨霊事。
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