【耳】
●字典
耳朶(じだ)=みみたぶ。みみ。
耳朶(みみたぶ/みみたぼ)=耳の下に垂れ下がったやわらかな部分。じだ。みみたぼ。みみたび。 《厚いのを福相とする俗説から》福運があること。また、そのさま。

●作例
「糸の音が再び落ちつきかけた耳朶に響く/漱石・幻影の盾」
「ちっと耳朶な当りがあるから/逍遥・当世書生気質」
耳朶が火の如くかっと真紅(まっか)になり/円朝・怪談牡丹灯籠」
騒々しいテレビのスイッチを切り、死者たちの声に耳を傾ける。 

【詩歌用語】
「耳」耳朶。耳たぶ。耳許。耳裏。耳底。耳鳴。双耳。福耳。早耳。空耳。耳遠く。耳近し。耳さとく。聞き耳。小耳。耳立つ。耳打ち。耳より。耳慣れ。耳澄ます。耳障り。耳に憑く。耳疑う。耳疎し。耳灼かれ。耳掻。耳飾。耳輪。耳当て。耳袋。



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