【楽】
●字典
化楽天(けらくてん)=〔仏〕 六欲天のうち、下から五番目の天。ここに生まれたものは、自ら楽しみの境地をつくって楽しみ、八百歳を一日として八千年の長寿を得るという。化天。化自楽天。化自在天。楽変化天。
楽しい(たのしい)=心が満ち足りて、うきうきするような明るく愉快な気分である。食物などが十分にあって快い。富んでいる。豊かである。
楽阿弥(らくあみ)=〔「阿弥」は僧・仏工・絵師などの名の下につけた号〕気楽に暮らすこと。また、その人。
楽髪(らくがみ)=安楽にしていると頭髪の伸びるのが早いということ。楽毛(らくげ)。
楽境(らっきょう)=安楽な境地。楽しい場所。楽土。


●作例

「忽に餓の苦び皆止みて楽しき心に成りぬ/今昔 2」
「堀川相国は美男の楽しき人にて/徒然 99」
「今こそ楽阿弥と…たのしみを極め/浮世草子・一代男 3」「家族そろっての楽しい夕食」「楽しく遊ぶ」「旅行は楽しい」


【詩歌用語】
「楽」楽しい。楽しび。楽しぶ。楽しませる。楽しみ。楽しみ鍋。楽しむ。楽阿弥。楽髪。楽事。楽勝。楽人。楽助。楽天。楽天家。楽天観。楽天地。楽天的。楽土。
楽に。楽寝。楽変化天。楽楽。
楽観。楽観的。楽境。
「愉」愉しい。愉しむ。愉快。愉快犯。愉色。愉楽。

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