【魚】
●字典
魚翅(イウチー)=〔中国語〕ふかのひれ。
鯨・勇魚(いさな)=《枕詞「いさなとり」の「いさな」を「勇魚」と解してできた語》クジラの古名。いさ。
小魚・細小魚(いさな)=〔「いさ」は「いささ」の意か〕小さな魚。こざかな。ざこ。一説に磯魚(いそな)の意とも。
喜知次(きちじ)=カサゴ目の海魚。全長30cm内外。頭はとげが多く、目が大きい。全体が鮮紅色で、第一背びれの後方に大きい黒斑が一つある。食用、また練り製品の原料。北日本の太平洋岸に多い。キンキ。キンキン。
車鯛(くるまだい)=スズキ目の海魚。全長25cm内外。キントキダイの近縁で、体は卵形で側扁し、体高が高い。目が大きく、背びれのとげは強大。体色は鮮紅色。幼魚には幅広い白色の横帯が数本ある。食用。本州中部以南の岩礁域に分布。ベニダイ。
魚・肴(さかな)=食料とする魚。うお。魚類の総称。《魚》。〔「酒菜(さかな)」で酒のおかずの意〕酒を飲むときに添えて食べる物。《肴》。 酒を飲むときに興を添える歌や踊り、面白い話題など。座興。《肴》
鷓鴣(しゃこ)=中国にすむ、ウズラより少し大形の鳥。〔キジ科〕
茅渟(ちぬ)=クロダイの別名。ちぬだい。《季 夏》。和泉(いずみ)国の沿岸の古称。現在の大阪湾の東部、堺市から岸和田市を経て泉南郡に至る一帯。
魚籠(びく)=魚釣りなどの折に、とった魚を入れておく、竹・網などで作った籠(かご)。
ピラニア(ポ piranha)=南米のアマゾン川などにすむ淡水熱帯魚の総称。鋭い歯を持ち、群れをなして、川を渡る人畜を襲うこともある。〔カラシン科〕
鰾(ふえ)=魚類のからだの中に有る浮き袋。
鱶(ふか)=〔雅:関西方言〕大形のサメ。
藻雑魚(もじゃこ)=ブリの稚魚。流れ藻の周囲について成長する。
藻臥し束鮒(もふしつかふな)=藻の中の、手で一つかみできるほどの小鮒。
ルイベ=〔アイヌ ruibe〕 生のサケを凍らせたもの。刺身のようにして食べる。
●作例
「浅瀬行くいさなとるとや夢にさへみぎはの鷺の眠り立つまは/草根集・六」
「旅の話を肴に酒を酌む」
「妹がため我が漁(すなど)れる藻臥し束鮒/万葉 625」
【詩歌用語】
「魚」いお。魚翅。魚の目。魚市場。魚河岸。魚滓。魚心。魚座。魚島。魚島時。魚醤油。魚虱。魚鋤。魚説経。魚説法。魚素麺。魚鷹。魚店。魚付き林。魚釣り。
魚荷。魚膠。魚野川。魚の目。魚醤。魚偏。魚見。魚味噌。川蝉/翡翠/魚狗。魚影。魚塩。魚蝦。魚介。魚貝。魚眼。魚眼石。魚眼レンズ。魚鼓。魚群。魚玄機。
魚群探知機。魚形水雷。魚鼓。魚膠。魚山。魚醤。魚礁/漁礁。魚信。魚水。魚倉/魚艙。魚巣。魚層。魚族。魚袋。魚拓。魚柝。魚探。魚鳥。魚鳥止め。魚腸肥。
魚梯。魚田。魚肚。魚動。魚道。魚灯油。魚肉。魚脳。魚脳提灯。魚飯。魚板。魚肥。魚尾。魚鰾。魚苗。魚符。魚腹。魚粉。魚鼈。魚木。魚味。魚味の祝い。
魚目燕石。魚文/魚紋。魚油。魚雷。魚雷艇。魚籃。魚籃観音。魚竜。魚綾/御綾。魚竜爵馬。魚鱗。魚鱗懸かり。魚鱗図冊。魚鱗癬。魚類。魚類時代。魚麗。
魚魯。魚蝋。肴。魚懸け。魚転がし。魚店。魚釣り。魚包丁。魚屋。楚割/魚条。金魚蝨/魚蝨。魚屋茶碗。魚子/斜子/子/七子。魚子織り/斜子織り。魚籠/魚籃。
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