【水草】
●字典
車軸藻(しゃじくも)=緑藻類シャジクモ目の淡水藻。各地の湖・沼・水田などに普通にみられる。長さ10〜40cm。中軸の節から八個内外の小枝を輪生。小枝の節の基部に造精器と造卵器を一対ずつつける。
水中花(すいちゅうか)=水に入れると水を吸って開き、草花の形になる造花。タラノキの芯(しん)や細い木の枝に彩色して作りコップの中に入れて観賞する。《季
夏》
藻海(そうかい)=〔Sargasso Sea〕北大西洋の、ホンダワラ類の海藻が表層一面に浮遊している区域。北緯20〜40度、西経35〜75度の広い海面で、風も弱く、帆船時代には航海の難所として恐れられた。また、ウナギの産卵場として有名。サルガッソー海。藻の海。
海松・水松(みる)=ミル科の緑藻。干潮線から水深約30mの岩上に生え、高さ20〜40cm。体は丸ひも状で二またに分枝を繰り返し、扇状となる。食用。みるめ。みるぶさ。みるな。またみる。《季
春》「汐満ぬ雫うれしや籠の―/召波」「海松色(みるいろ)」に同じ。
●作例
「泡ひとつ抱いてはなさぬ水中花/富安風生」
【詩歌用語】
「藻」藻海。藻褐素。藻紅素。藻類。藻刈り。藻刈り舟。藻草。藻屑。藻塩。藻塩木。藻塩草。藻塩火。藻玉。藻の花。藻場。藻臥し束鮒。
「海草」ワカメ。コンブ。アマモ。ウミショウブ。リュウキュウスガモ。ヒメウミヒルモ。ウミヒルモ。ベニアマモ。リュウキュウアマモ。マツバウミジグサ。
ウミジグサ。ボウバアマモ。スガモ。エビアマモ。オオアマモ。スゲアマモ。タチアマモ。コアマモ。
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